いわゆるメタビルドではなく普段遣いビルドであると先に断っておく
FO76がリリースされて今年で7年目を迎える。え、7年?
リリース開始当初はバグまみれ切断まみれ(いわゆるキュポ、ガシャン、ハァー)でどうなることかと思ったが、気づけば5周年を越えてひょっとすると10周年も目指せるタイトルにまでなったのかなーと思うと感慨深い。
オンラインゲーム(特にRPG)の宿命として、サービスが長引けばそれだけ性能インフレが普通は進むものだが、FO76は比較的そういった要素が少ない。
これは、サービス開始当初からSPECIAL、Perk、レジェンダリー装備、そして変異という要素が出揃っていて、ほとんど変化してこなかったからだと思う。
そんな中、ここ1年くらいで随分とPerkの仕様変更が入ったと思う。
(STARCHED GENESがLUCKからENDURANCEへ移されて大慌てで装備しなおしたのは記憶に新しい……)
個人的にやるつもりはないが、グール化による追加Perkなんかも直近の大きな変更だと思われる。
環境が変わってきたことに伴って、自分自身がやってきたヘビーガンビルドも少しずつ組み変わってきたので、この機会に今のヘビーガンビルドを晒してみたいと思います。
ビルドの方針として挙げるポイントはこちら。
- 火力重視だが、ほどほどに死なない。
- 武器の使い分けが楽しい。(言い換えると状況対応能力が高い)
- それでいて所持重量に余裕を持つ。
様々なデイリークエストやパブリックイベントをこなすのに苦労せず、戦利品はがっぽり回収して帰ることを目的とした普段遣い用のビルドです。
前提として、レジェンダリーPerkを5枠使ってS、E、I、A、Lの5種を5ポイントずつ上げています。

挿しているPerkに関して、SPECIALごとに必須Perkとか便利なPerkとかに絞って触れていきます。
STRENGTH
早速だが、ヘビーガンビルドで最重要のステータスがSTRENGTH。
非爆発系ヘビーガンのダメージ上昇Perkが属しており、最大ダメージを目指すなら全種類を積むわけだが、それだけで合計9コストかかる。
そうなると、コスト上限は15であるため、STRENGTHで自由に組み換えできる余剰コストは最大でたったの6。
だと言うのに、STRENGTHは重量軽減Perkの激戦区。5、6種類もある中から所持重量を最大限空けるために最適なPerkを選択する必要がある。
HEAVY GUNNER(※EXPERT、MASTER含む)

必須Perk。
ヘビーガンビルドなら絶対に3種類すべてをランク3にして積むべき。
宇宙ニンジャもそうだが、基礎ダメージ上昇は最も重要な強化。
ダメージが段違いになります。
ARMS KEEPER

アプデで評価を上げたPerk。
前はライフルの重量軽減に限られたが、アプデで武器種を問わず重量軽減されるようになった。
ランク2で75%軽減だが、防具のレジェンダリー効果に武器重量減があると効果が重複して軽減率がカンストする。
これまではBEAR ARMS(ランク3)一択だったが、構成によってはこちらのほうが恩恵がデカイ。(こちらはコスト2である点も◎)
ORDNANCE EXPRESS

BEAR ARMSからARMS KEEPERへ差し替えたことでコストが浮いたことから採用したPerk。
爆発物は弾薬の中で最も重量がかさむため、ほかの弾薬重量軽減系のPerkと比較すると相対的に効果が高い。
ヌカビクトリーランチャーが現行最強の範囲攻撃武器のため、グレネード弾をたっぷり持ち歩けると多い日も安心!え?ヌカビクが無い?ツーショットオートグレランでもいいのよ。
TRAVELING PHARMACY

FO76のまともな回復手段はスティムパックしかない。
そんな生命線であるスティムが戦闘中に不足したらもうお手上げ。
そうなる事態を避けるために、このPerkを付けて普段から大量にスティムを持ち歩くと精神衛生的な意味で快適。
PERCEPTION
ヘビーガンビルドでは、恐らく一番不要なステータス。
ここは好みが分かれると思う。
GREEN THUMB

個人的にPERCEPTION最優秀Perk候補。
FO76は曲がりなりにもサバイバル要素やらクラフト要素やらがあるわけだが、そうしたシステムに付き物である素材収集の手間が半減するという神Perk。
特に役立つのはブラストゾーンの溶剤集めのときで、これがあると無いとじゃ効率が段違い。
別に常に装備しておく必要があるPerkでないのは確かだが、諸々の手間を考えると付けっぱなしで良いと思います。
GRENADIER

ヌカグレネードを最大限活用したいがためのPerk。
余談だが、ミサイルサイロ攻略ではこれがあるとヌカグレ1、2個でメインフレームを破壊するという手順が一瞬で完了するため、核発射RTAにおいて必須Perkとなる。
FIRE IN THE HOLE

投擲軌跡を見るためにランク1を付けている。これもヌカグレを活用したいため。
ENDURANCE
ステータスとしては地味だが、変異に関わるPerkが引っ越ししてきたため突然重要ステータスになった経緯がある。
ここも結構好みが分かれるところかもしれない。
STARCHED GENES

言わずもがな、変異の治療を防ぎ保持するENDURANCE最重要Perk。
昔はLUCKに属していたのだが、どういうわけだかENDURANCEに引っ越してきた。
「有袋類の無いFO76はFO76じゃない」と思っているので、絶対に外せないPerkの一つ。
ところで、変異していない真人間の割合って実際どのくらいなんだろうね?
RADICOOL

不屈副腎ビルドだから採用しているPerk。
コスト1Perkながら目に見えて所持重量が増えるので便利。
THRU-HIKER

実は俺の所持重量を一番軽減してくれているのがコイツというPerk。
というのも、デイリーチャレンジ達成用に色々な食料を大量に持ち歩いているため、気づけばこれが無いと所持重量が1,000の大台に乗ってしまう状態になっていた。

CHARISMA
ソロプレイしていると割と自由枠となるCHARISMA。
ここも好みで調整する部分と思うよ。
TENDERIZER

サービス開始当初からお世話になっているCHARISMAに属するダメージ底上げPerk。
連射が遅いセミオート武器での恩恵は少ないが、フルオート武器なら存分に恩恵を受けられる。
ソロだとCHARISMAは枠が余るので確実に挿すことになると思われる。
LONE WANDERER

ソロプレイの代名詞とも言えるソロ専用Perk。
アプデでCHARISMAに応じて効果が変わるようになり若干使いにくくなったかもしれないが、ほかに挿すものもないので採用している。
INTELLIGENCE
ヘビーガンビルドでは意外と必須Perkが多いのがINTELLIGENCE。
ぶっちゃけSTRENGTHに次いで重要であり、恐らくどのヘビーガンナーもカンストの15ないし近い値までポイントを振ることになると思う。
筋肉ムキムキ(STR15)マッチョマンのインテリって怖いと思いませんか?あなた。
DEMOLITION EXPERT

今も昔も変わらない最強Perkの一つ。
まずコスパがおかしい。
HEAVY GUNNERもそうだが、通常の武器別ダメージ上昇Perkはランク3(コスト3)でダメージが20%上昇するものだが、コイツだけランク3(コスト3)で爆発物のダメージが60%上昇する。
※昔はランク5(コスト5)Perkだったのに何故かアプデで効果据え置きのままコストだけ低下した。
グレネードランチャーを筆頭に、範囲攻撃武器は大抵ヘビーガンに属するため、ヘビーガンビルドなら採用しない手は無いPerkと言える。爆発レジェンダリーにも効果乗るしね。
ただし自爆だけは勘弁な!
STABILIZED

ヘビーガンビルドなら必須Perk。
読んで字の通りアーマー無視効果を得られるため、ヘビーガンのダメージ底上げが期待できる。
このPerkがあるからヘビーガンナーはパワーアーマーを着込むと言っても過言ではない。
BATTERIES INCLUDED

今回紹介する重量軽減系Perk最後の一人。
ほかの重量軽減系Perkがコスト3で90%軽減というのが主流である中、コイツは昔からコスト2で90%軽減だった。
ヘビーガンナーとしては、パワーアーマー利用に必須のフュージョンコアや、ガウスミニガンで大量に使う2mm電磁カートリッジなど特にかさばる弾薬の重量を軽減できるため割と役に立つ。
最近ではテスラキャノンというフュージョンセルを使用する新ヘビーガンが追加されたため、そういう点でも価値が上がっているPerk。
AGILITY
ヘビーガンビルドに必須というわけではないが、どのビルドでも有用と言えるPerkが多いのがAGILITY。
付けるPerkに悩むところであるが、ここでもやはりダメージ底上げ系をメインに採用したほうが良いと思います。
BORN SURVIVOR

「ダメージ底上げ系じゃないのかよ!」
と言われるかもしれないが、個人的に非常に重宝しているのがこのPerk。
このゲーム、まともな回復手段がスティムしかないのは言ったとおりだが「スティムの使用はショートカットキーから行えるため、こんなPerk不要なのでは?」と思ったあなたは半分正しい。
自動でスティムが使用されるというのがミソで、これは例えばノックバック効果を受けるなどしてプレイヤーキャラが操作を受け付けしない間でもHPが既定値を下回ると自動かつノーモーションでスティムが使用される。
「パワーアーマーを着ていればスティムの使用モーション無くならない?」というのもその通りなのだが、ミニガンを含むスピンアップする系統の武器は、スピン中にスティムを使用できない仕様の罠があることを忘れてはならない。(スピンが完全に停止してからでないとスティムを使用できない)
デスペナが皆無に等しいゲーム性ではあるが、事故って回復できず紙袋になるのもストレスが溜まる。
しかしながら、このPerkを付けておけばスティムの在庫がある限り、そうしたストレスを劇的に減らせるわけである。
ADRENALINE

定番のダメージ底上げPerk。
敵を倒すごとにという条件はあるものの、最大60%というダメージ上昇量の高さが嬉しい。
防衛系のパブリックイベントなど複数の敵を相手にする機会は多いため、このPerkが活躍する機会も結構ある。
スコーチビーストクイーンのようなレイドボス戦でも雑魚敵が湧くシチュエーションが多いため、意外と効果が腐ることは少ない。
GUNSLINGER

新しく採用したPerkその1。
もう一つ弱点へのダメージが増加するPerkがあるが、それはいわゆるオンスロートに関わるやつ。
オンスロート系のPerkは、フルオート・セミオートのビルド両立が今のところ難しそう。
一方で、ヘビーガンビルドでは扱う武器種にフルオートもセミオートもあり状況に応じて使い分けることになるため、一定の効果を期待して代わりに採用したのがコイツというわけ。
効果自体はシンプルに悪くないため、枠があれば挿して問題ないと思う。
GUERRILLA

新しく採用したPerkその2。
このPerkも同種の効果のオンスロート系Perkがあるが、↑のGUNSLINGERと同じ理由からコイツを採用している。
GUNSLINGERと違い近くにいる敵という条件が曖昧なせいで、効果を発揮しているのかよく分からないのは内緒だ。
LUCK
ヘビーガンビルドではそこまで重要じゃないけど、一応専用Perkが存在するのがLUCK。
どちらかと言えば生身ビルド向けだったり汎用的だったりするPerkが多く、ヘビーガンナーとしてはそこそこ自由に組み換えできる部分だと思われる。
CLASS FREAK

変異を複数抱えているなら強く推奨されるPerk。
「変異の数だけ強くなれるよ」というゲーム性ではなく、有用な変異だがデメリットが痛いものはたくさんある。(STRENGTHの低下が特に痛い)
それでもこのPerkがあれば、例えばSPECIALが-4になるところを-1に留めることができるようになる。
変異が増えれば増えるほど恩恵を実感するPerkと言える。
ONE GUN ARMY

LUCKで唯一のヘビーガン専用Perk。
FO4で言うところの膝砕きに類する効果が期待できるPerk。
ダメージを底上げするわけでもなく必須と言うほどのPerkではないが、膝砕きの強力さを知っているプレイヤーであればとりあえず採用しているだろう。
FO76では、さすがに無策でハメに近いことはできた試しがない。とはいえ脚部の破壊速度はマッハになるため、このPerkがあれば近接攻撃しかできないクリーチャーはカモに成り下がる。
BLOODY MESS

定番のダメージ底上げPerk再び。
とにかく無条件でダメージ上昇するため、挿さない理由は無いPerk。
死体が爆発するとアクティベートすることが難しくなるのが玉に瑕。
BETTER CRITICALS

定番のクリティカルダメージ底上げPerk。
このゲームのクリティカルは非常に強力で、単にダメージが上昇するだけでなく必中かつアーマー無視効果が付与されるため、想像以上にDPSに直結するシステムとなっている。
パワーアーマーを着ているとコアの消耗が激しいためVATSの使用は気が引けるが、ダメージのためならどんどんクリティカルを撃っていったほうが強いです。ただし爆発物をクリティカルで撃って自爆するとレジデントくんは確実に紙袋になるので注意だ。
ゲームは自由だから
今の自分のビルドを紹介したが、ゲームは本質的に自由なので正解は無いと思います。
真似しようかな?ってところは真似てみて、アレンジしようかな?ってところはアレンジしてみてください。
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